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しがない獣医girraffeの論文とダイエットとあと何か

読んだ論文の要約を紹介します。あと続かないダイエットの記録も(苦笑)

「猫の急性腎傷害における予後判定指標は?」

"Prognostic factors and a prognostic index for cats with acute kidney injury."
J Vet Intern Med. 2012, 26: 500-5

 

研究デザイン:1998-2006年の間にNational Chung-Hsing University 動物病院に来院した猫70頭のCBC・生化・臨床症状を解析。

 

結果:45/70頭が死亡し、高年齢と低体温が有意な死亡のリスク因子(P< 0.05)
CBC・生化では生存群と比較して死亡群では低Ht、低白血球数、低LDH、低アルブミン、低グルコースだった。
体温とアルブミンLDHの三つを用いて指数を設定すると、感度77%、特異度90%で死亡を予測した。

 

考察:CKDでの体温低下は指摘されているが、急性腎傷害でも体温低下を示す。これは体温低下で尿細管細胞の構造が変化して腎傷害を誘発しているのでは?
犬や人と異なりBUN、Creは予後指標として使用できなかった。
アルブミンは基準値範囲内であったが、LDHは基準値を大きく上回っていた。急性腎傷害時にLDHが上昇する理由は不明。

 

私見:LDHは割とこういった疾患のマーカーになるんじゃないかなと個人的に思っています。
体温とLDHはもっともらしいですが、アルブミンをどう考えるべきか。