しがない獣医girraffeの論文とダイエットとあと何か

読んだ論文の要約を紹介します。あと続かないダイエットの記録も(苦笑)

「CBCと電解質からNa/Kより高感度にアジソンを予測するパラメータの探査」

"White blood cell count and the sodium to potassium ratio to screen for hypoadrenocorticism in dogs."
J Vet Intern Med. 2011, 25: 1351-6.

 

研究デザイン:2005-2009年の間にMJR-VHUPに来院し、アジソン病と診断された犬53頭の臨床症状とCBC電解質を探査。

 

結果:Na/k比の低下、ヘマトクリットの高値、リンパ球数の高値、好酸球数の高値に有意差があった(P< 0.05)
臨床症状ではメレナ、活動性の低下、収縮期血圧の低下、入院期間の短縮で有意差を認めた(P> 0.05)

 

考察:リンパ球の高値はストレスパターンを示せないためと考えられるが、低下が起こらないということだけなので、正常値の範囲内だが、Na/Kと同等程度の診断能がある。
電解質異常は全体の76%で発生した→全例で起こるわけでないということ。
今回の研究でNa/K比の感度70%、特異度94%で過去の報告より悪いが、非定型アジソンを含めているため。Na/K比は過信しないことが重要。

 

私見:その子の正常時リンパ球がわかっているかかりつけではいいスクリーニングになるかも。個人的にはここで悩んだらNa/KにさらにCRPの高値で決断することが多い気もしますが、CRPとの関連の論文ってありましたっけ?