しがない獣医girraffeの論文とダイエットとあと何か

読んだ論文の要約を紹介します。あと続かないダイエットの記録も(苦笑)

「犬の膿皮症の大半はメチシリン耐性株?」

"Antimicrobial susceptibility and methicillin resistance in Staphylococcus pseudintermedius and Staphylococcus schleiferi subsp. coagulans isolated from dogs with pyoderma in Japan."
J Vet Med Sci. 2010, 72: 1615-9.

 

研究デザイン:2007-2009年の間に膿皮症と診断された犬186頭の病変部より細菌を分離。
ディスク拡散法によて抗菌薬感受性を判定(CSLI M100-S19)

 

結果:190個のコアグラーゼ陽性のブドウ球菌を分離。
89.5%がStaphylococcus pseudintermedius (SP)で20%がStaphylococcus schleiferi subsp. coagulans (SS)
セファレキシンへの感受性はSPが38%、SSで55%
アモキシシリン/クラブラン酸への感受性はSPが52%、SSで80%
オフロキサシンへの感受性はSPが31%、SSで45%
クリンダマイシンへの感受性はSPが11%、SSで30%

 

考察:犬の膿皮症で分離される菌の大半はSPであった→犬の膿皮症の主な原因菌という考えを支持。
耐性率が高いが、これは二次病院に来院したものが大半のため?

 

私見:耐性率に関しては高すぎますが、過去の報告である0.45%よりはもっと多い印象です。また、クリンダマイシンが効かないと嘆いていますが、CA-MRSAのように使うのではなくて、毒素産生抑制として使うならありだと思います。皮膚剥脱の強い子にはセファレキシンと共に使用すれば、シナジーも得られるのでは?