しがない獣医girraffeの論文とダイエットとあと何か

読んだ論文の要約を紹介します。あと続かないダイエットの記録も(苦笑)

「アトピー性皮膚炎で品種ごとにかゆくなる場所は異なる?」

"Breed-associated phenotypes in canine atopic dermatitis."
Vet Dermatol. 2011, 22: 143-9.

研究デザイン:アトピー性皮膚炎と診断された犬843例の中から9品種の情報を統計学的に処理

結果:性差は無く、初発年齢はフレブルで53.3%、シャーペイでは66.7%が生後一年以下であった。
特徴的な症状はウエスティとGシェパードの脂漏症、ボクサーの蕁麻疹と外耳炎、Gシェパードとシャーペイ・ダルメシアンの掻痒症、ラブラドールのドライスキンが認められた。
病変部はレトリバーは類似しており、シャーペイ、シェパードは病変部が広範囲であった。
ダルメシアンの口唇
フレブルの顔・腋窩
シェパードの胸部・肘関節・後肢
シャーペイの胸部・腰背部・真皮屈曲部
ウエスティの顔・口唇・真皮・腰背部・前後肢・陰部
が有意に異なる病変であった。

考察:ウエスティ・ダルメシアン・フレブルは腹部・腋窩病変が多いが、これは室内飼育が多く、ハウスダストマイトの影響が考えられる。
ダルメシアン・Gシェパード・シャーペイは免疫介在性の変化が示唆
dryskinの多いラブラドールは表皮バリアの異常が発症に関わっているのでは?

私見:柴犬のデータが欲しいので誰かやってくれませんかね。アポキルもスタートし、IL-31抗体の治験も始まっていますので、アトピー性皮膚炎はもうじき克服される疾患なのかもしれませんね。