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しがない獣医girraffeの論文とダイエットとあと何か

読んだ論文の要約を紹介します。あと続かないダイエットの記録も(苦笑)

「獣医療における頚静脈カテーテルのトラブルの評価」

"Prospective evaluation of complications associated with jugular venous catheter use in a veterinary hospital."
J Small Anim Pract. 2010, 51:254-7.

 

研究デザイン:犬と猫に刺入された総計100本の頚静脈カテーテルに対して合併症を調べたProspective study.

 

結果:カテーテル設置日数は平均4日(range: 0-11)でASA中央値4、19頭は敗血症であった。
カテーテルの器械的トラブルは41本に起こり、血液が戻ってきたのが36本、脱落が9本、閉塞が7本だった。
カテーテル関連炎症・感染症は10本に起こり、感染が4本、紅斑が1本、静脈血栓が2本、原因不明の発熱が2本、抜去後の膿瘍が1本で起こった。
カテーテルから生えた菌はE.coli(恐らくESBL)、CNS、E. fecalisであった。
トラブル発生のリスク因子は、二回以上のカテーテル設置(P= 0.008)であり、炎症・感染のリスク因子は全身麻酔下でない、手術室外での設置、内科疾患症例がリスク因子であった(全てP <0.05)

 

考察:複数回刺入は血管損傷を起こし、静脈炎を誘起し、フィブリンがカテーテルを閉塞させたためと考えられる。
麻酔はASAが高いため実施できなかった症例がいるため、解釈は慎重に行う必要がある。
経験と合併症との間に関連性無かった。

 

私見:汚染と自己抜去を疎外する方法があれば、良い方法だと考えていますが、なかなかここを解決する方法が無いですね。
後は維持のためにヘパリンを入れますが、その量についても検討した論文が欲しいところです。