しがない獣医girraffeの論文とダイエットとあと何か

読んだ論文の要約を紹介します。あと続かないダイエットの記録も(苦笑)

「犬のIMHAにおけるヘパリンの有効性」

"Treatment of immune-mediated hemolytic anemia with individually adjusted heparin dosing in dogs."
J Vet Intern Med. 2010, 3:597-605.

 

研究デザイン:2005-2007年の間にミネソタ大学で原発性IMHAと診断された犬14頭を二群に分け、ヘパリン定量投与(150U/kg TID)群と調節投与(血漿中で0.35-0.7 U/mlになるように投与量を調節)群を調査

 

評価項目:180日間における血栓症の発生率・生存期間・ヘパリン投与量

 

結果:両群で疾患の重症度、治療反応性に差は無し。
血栓症は定量投与群では5/6頭、調節群では1/8頭で発生。
生存率と平均生存期間は定量群で1/6頭・68日、調節群で7/8頭・>180日(P=0.01)
ヘパリン投与量は調節群で150-712 U/kg、最適用量は150-566 U/kg(平均360 U/kg)だった。

 

考察:ヘパリン投与量の調節はIMHAにおける血栓症リスクを低減。
IMHA患者ではヘパリンの生体利用効率が低下している可能性→6-8時間間隔投与では治療濃度を維持できない。

 

私見:低分子ヘパリンではどうなるのか?実験してくれる人募集。